東日本大震災がキッカケで留学を決意。アルバイトで鍛えた日本語で就職活動も乗り越える!

ダオ・トゥー・ハー(ベトナム出身)
留学先
お茶の水女子大学 ジェンダー学科
留学期間
半年(過去に交換留学でも来日)

日本の大震災のニュースを見て助け合う姿に感動

日本に来て何年ですか??

ダオ・トゥー・ハーさん(以下、ミミ): 今回の留学はまだ半年ですが、2年前にも武蔵野大学に1年間交換留学に来ていました。

その時はグローバルコミュニケーション学科で勉強しました。

そして半年前にまた来ました。

今は何を勉強しているのですか?

ミミ: ジェンダー社会科学を勉強しています。

どんな内容なのですか?

ミミ: 男女差別とか、ジェンダー関連の国の政策など、どんなことがあるかです。

日本語はなぜ学ぼうと思ったのですか?

ミミ: もともとは、ハノイ大学の英語学科に入りたかったのですが、ちょうどその時は2011年で日本は大震災がありました。

その時いっぱい日本のニュースや記事を見ました。

もともと日本のことが好きだったので、英語はみんな話せるし普通だから色々考えて日本語を勉強しようと、先生にも相談したら日本語勉強した方がいいですよと言われました。

でも日本の大震災のことを知っているお母さんは反対しました。

「ダメダメ。日本は絶対にダメ」と、でもこれは正しい道だと思ったんです。

どうして?お母さんが言ったように危ないとは思わなかったの?

ミミ: そうですね、確かに怖いですが、みんなが団結して助け合ったりして、絆の話だったり、日本はすごいなと感じたんです。

感動しました。

世界はそんなことないじゃないですか。 

ベトナムでも日本の震災のニュースは流れたのですか?

ミミ: はい。本当にたくさんのニュースが流れました。

それがきっかけでベトナムの大学で日本語学科に入りましたが、やっぱり日本語は難しいなと感じました(笑)

最初の頃は諦めようと「お母さんは正しいな」と思いました(笑)

何がそんなに難しかった?

ミミ: ひらがなとカタカナと漢字。。3つもあるので笑

アルバイトの接客業で身につけた立場による対応の違い

日本で過ごしてみてよかったことや嬉しかったことってありますか?

ミミ: 交換留学生の時バイトをしました、餃子の王将や、居酒屋、あと焼き鳥屋さん。

学校で勉強したことは普段使わない、また学校の日本人学生は静かで、大人しくてあまり話さない。友達になることも少ない。

でもバイトは忙しくて大変だけど、バイトの友達やお客さんとたくさん話せるようになりました。

そのおかげで日本語の能力もとても上がりました。

とてもよかったです。

文法などは今でも少し間違えますが、言いたいことを伝えるくらいの能力は身につけました。

会話先行で身につけたのですね

ミミ: はいそうですね。

もう一つはアルバイトの内容がホールで接客をすることだったのですが、社会での立場や関係によってどうする接するのが良いのかなど、そういったことが身につきました。

勉強になりました。それでベトナムに一度帰ってHISで半年間働くことができました。

日本で接客について学んだおかげで日本人対応の部署で働くこともできました。

他にはありますか?

ミミ: 日本は生活が便利です。Amazonとか楽天とか買い物はすぐにネットでできることです。

ベトナムにはその両方がないから。コンビニもそうですが本当に便利です。

あとやっぱりアルバイトで出会った友達や店長がベトナムに帰っても友達のままでいてくれて、お誕生日を祝ってくれたりして、本当に嬉しいです。

良い関係ができたことがよかったことです。

では日本に来てこれは困ったなぁとか嫌だなとかありました?

ミミ: 好きじゃないことは学校で友達ができないことかな。

今回の留学では日本のことを少しは知っているので、学校以外の場所ですが積極的にいろんな所に参加して友達ができましたが、学校では私はもう24歳ですから、18歳とか年下の学生たちにちょっと声をかけるのは難しいので学校ではなかなか友達を作ることができませんでした。

就職のためにするステップが多すぎて不安

日本で就職してみたいですか?

ミミ: はい、してみたいです。

せっかく日本に来て日本語を勉強したので。

よかったなぁと思っているので、2〜3年は日本で働いてそして国に帰りたいですね。

どんな仕事してみたいです?

ミミ: 接客業かなぁ

日本で働くことに不安なことあります?

ミミ: まずは仕事探しが難しいかなと。就職活動が不安です。

情報とか、色々ステップありますよね?スーツを着るとか、マナーとか礼儀とかエントリーシートの書き方、履歴書の書き方とか面接の仕方とかたくさんです。

そういった不安なことを解決する策はありますか?

ミミ: 今研究生なので就職するのは2年後くらいなので先輩に聞いたりするくらいですが、一度jobフェアに行きました。

パソナテックの会社の。どんな感じかな?と。

それは留学生向けのもの?

ミミ: はい、留学生向けのjobフェアです。

それでいってみて難しいなと。

あまりにステップが多くて「私は就職できるかな?」とjobフェアにいって余計に心配になりました(笑)

スーツを着て面接とか緊張してしまいます。

日本とベトナムの就職活動は違いますか?

ミミ: ちょっと違います。

例えば募集はインターネットに出ます。

例えば他の人などに会社の評判を聞いてよかったら、履歴書を送ります。

そして面接の日時などもメールで決めて、面接も服とかもほとんど気にしません。

集団面接とかそういったことは?

ミミ: ないです。

筆記試験などは会社によりますが、集団で面接とか集団で試験とかそうゆうのはないです。

なのでそれがとても不安です。

会社の制度やビザの問題が心配

すでに日本で働いている留学生OG,OBに話を聞けるとしたら聞いてみたいことはありますか?

ミミ: 自分に合う仕事が何なのかが一番心配しているので、どうやって自分に合う仕事を決めたのか聞いてみたいです。

またどうやってその情報を得たのか就職活動のためにどんなことを準備しないといけないのか。

また会社に入ってから何をするのか。

実際に働いてみてどうなのかも聞いてみたいんですね

ミミ: そうです。外国人のスタッフと日本人スタッフの関係はどうなのか、また会社の制度などがどうなっているのかなども聞きたいです。

私は女性なのでもしも日本人と結婚することになって一生日本に住むとして、結婚、出産でお休みしてもまた復職できるのかなど。

あと、これは別の話ですが、3年ほど居酒屋でアルバイトして大学も卒業した人がそのままそのお店に就職したがったけどビザの問題が難しかったので、ビザのことも心配です。

最後に日本で叶えたい夢はありますか?

ミミ: 今の夢はうまく大学院に入って、卒業して、就職して、できたら早く結婚したいなと思います(笑)

取材を振り返って...

ずっと笑顔で笑いの絶えなかったミミさん。日本のアルバイトで身につけたというそのコミュニケーション能力は、相手に好感を持たせる居心地の良い空気感でした。
そんな彼女でも日本人学生とは仲良くなれなかったと、その瞬間だけとても悲しい表情をしたのが印象的でした。東日本大震災のニュースを見て日本人の団結力や優しさ、絆に惹かれて日本語を学んでやってきたという彼女には素敵なキャンパスライフを送ってほしいなと思うと同時に就職活動で本当に集団での面接や筆記試験がどれくらい必要なのだろうかと考えずにはいられませんでした。

取材日
2017年05月10日
インタビュー
玉城ちはる(EACH理事)

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