日本のゲームがきっかけで来日。英語教師から転職し、念願のエンジニアに。グローバル企業で勤務し、システム効率改善に奔走!

ホワイト・アンソニー(アメリカ出身)

中国から来た留学生の周暁荷です。学校での英語教師からエンジニアになった異色のキャリアを歩んできた、アンソニーさんに日本企業で活躍するための秘訣を聞いてきました。

日本のゲームがキッカケで来日し、世界的に有名な半導体メーカーから内定を貰う!

───日本に来た理由を教えて頂けますか?

ホワイト・アンソニーさん(以下、アンソニー): 私は子供の頃からゲームに興味があり、高校と大学ではコンピューターサイエンスについて学びました。

特にニンテンドーやソニーなど日本のゲームはとても質が高いので、ゲームを通して日本に興味を持ち始めました。

───なるほど。それでは、日本ではゲームの専門学校に入学されたのですか?

アンソニー: すでにアメリカで大学を卒業したので、日本では、学校に入学しませんでした。なので、3ヶ月の観光ビザで来日し、3ヶ月の間で職を見つけられるように努力しました。

正直、日本語を話すことができない当時の私にできる仕事は英語の先生だったので、英語の先生になることにしました。

───英語の教師はどのくらいの期間されたのですか?

アンソニー: 半年しか続けることができませんでした。

というのも、私が辞めたわけではなく、学校自体がつぶれてしまったので…。

職場が潰れるのは予想外でしたが、潰れる前に仕事をすでに探して、見つけることができていたので、安心でした。

その後は、ALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)として広島市内の学校で英語を6年間、教えていました。

───教師の経験が6年ですか。とても長いですね。でも、今は大きな半導体メーカーで働かれていますよね。その職はどうやって得ることができたのですか?

アンソニー: これもとある縁がきっかけでした。

私はもともとスポーツのフリスビーをやっていまして、このフリスビーのチームメイトが
今の勤務先で働かれていました。

その方と、仕事の話になった際、自分の大学時代の専攻がコンピューターサイエンスであったことを伝えると、仕事の紹介をしてくれました。

その時までには、日本での生活を通し、日本語もある程度話せることができたので、採用されたと思います。

───現在の勤務先での面接では何を聞かれました?

アンソニー: あまり覚えていないのですが、

“自分がどう企業に貢献できると思いますか?”

というのを聞かれたのは、覚えています。

僕は大学時代の専攻がコンピューターサイエンスだったので、そのままエンジニアとしてシステム開発の面で貢献したいと伝えました。

日本に来たきっかけを語るアンソニーさん。

日本人社員と仲良くなるためコツは『素直に友達になりたい!』と思うこと。

───今はどんな仕事を担当されていますか?

アンソニー: 今は結構、大きなプロジェクトを任さてくれています。
半導体の会社なので、半導体を作る装置の動きを効率化するため、システムの改善に従事しています。

───海外出張の経験はありますか?

アンソニー: 私自身はまだ無いですが、機会は与えてくれています。

自分の外国人の同僚も海外出張経験したことがあります。

───金曜日の夜は、飲み会などに行ったりしますか?

アンソニー: もちろん!飲み会大好きなので、行きますよ!笑

───大好きですか!笑
楽しいですか?私を含めて留学生はあまり好きではない人も多いと思うのですが。

アンソニー: 人の雰囲気も良いし、今の勤務先は自分に合っていると思います。

あと、飲み会好きかどうかは人に依ると思います。自分の性格上好きなので、いきますね。

───社内での教育制度はありますか?

アンソニー: 今の勤務先は多くの研修制度があります。

基本的に、年次によって研修内容も変わるので、自分のレベルにあった研修を受けることができます。

───入社後、難しいと感じた課題は具体的に何ですか?

アンソニー: 今の仕事には色々な装置の専門用語が必要なので、そのような専門用語を日本語で覚えるのに、とても苦労しました。

分からない日本語はありましたが、そんな時も周りの日本人が優しく、指導してくれたので、何とか続けることができました。

───日本文化には空気を読むなど色々な独特な文化がありますが、そのような文化にはどのように慣れましたか?

アンソニー: 空気を読む事は大切だと思いますが、空気を読んで、自分の意見を主張しないのは良く無いと思います。

なので、私は自分の思ったことは基本的に口に出して、意見を主張することが大事だと思います。

───日本企業で働いてみて、良かったと思う事は何ですか?

アンソニー: 皆すごく優しいのが良いところです。

私は日本企業に対してすごくストレスフルなイメージがあったので、入社する前は不安でしたが、入社してみると、周りの社員はとても優しいので、とても楽しく働いています。

───今の会社はとても楽しそうですが、逆に改善してほしい点などありますか?

アンソニー: 他の人が違うと思っていても、皆口には出さず、同調してしまう所は改善すべきだと思います。

あとは、一つの問題を解決するのに、すごく時間がかかります。

企業組織形態の問題だと思うのだけれど、一つの判断を下すのに、色々な人の意見を聞かないといけないので、スピード感が遅くなる。

もっと個人が意思決定できる環境なら仕事も早く終わるのにと感じます。

───留学生だと勤務する職場で友達ができるのか不安なところがあるのですが、アンソニーさんは、会社の中で仲の良い日本人は居ますか?

アンソニー: 仲の良い日本人はたくさんいます。

先日も家まで遊びに行き、一緒にゲームをして遊びました。

仲良くなれのもその人の性格に依るのではないでしょうか?

僕の場合は日本人と遊びたい、飲みたいと思う気持ちを持っているので、自然に友達になれるのだと思います!

日本企業の文化や日本人と仲良くなるコツを語るアンソニーさん。

キャリアプランは無いが、気に入った場所で働き続ける。

───将来の夢やキャリアプランはありますか?

アンソニー: 現段階では、具体的なキャリアプランは作っていません。

本当に広島は住みやすくて好きなので、県外には住まず、アメリカに帰国する予定もありません。

エンジニアとしてシステムの効率改善について説明するアンソニーさん。

取材を振り返って...

個人的に入社後に日本人社員と仲良く慣れるのかどうか不安でしたが、アンソニーさんは明るく日本人社員との友達がたくさんいると言われていたのが印象的でした。アンソニーさんのように難しく考えず、純粋に友達になって遊びたいと思う事が仲良くなる秘訣なのだと思います。

取材日
2017年05月15日
インタビュー
修道大学4年 周 暁荷さん(出身国:中国)
撮影
市丸征嗣(EACHアシスタント・コーディネーター)

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