「ありのままの自分でいることが大切」自分のスタイルを貫いた就職活動と今。

ムハンマド・ヤッセル(インドネシア出身)

インドネシア出身、広島大学大学院卒業後、広島の大手メーカーで勤務されているムハンマド・ヤッセルさんです!日本での生活を通し、感動した日本のモノ作りや働き方についてお話を聞きました。

「ありのままの自分でいることが大切」自分のスタイルを貫いた就職活動と今。

───さっそくですが、そもそも日本で働こうと思った理由は何ですか?

ムハンマド・ヤッセルさん(以下、ムハンマド): 留学に来て、自動車や家電、輸送交通システムなどの日本の先端技術に驚き、日本のモノ作りについて学びたいと考えていたため、日本はもちろんのこと日本のメーカー企業で働こうと思っていた。

───確かに私も、日本に留学して、体験して、初めて日本のモノ作りの素晴らしさに驚きました。続いて、就職活動において留学生として何が一番難しかったですか?

ムハンマド: 筆記試験と面接です。

筆記試験(SPI)は制限時間内に日本語と数学(たまに英語)の問題を解かなければならず、特に日本語問題での、四字熟語や文章の並び替えなどは、留学生の私にとって本当にハードルが高かったです。

だからこそ、SPI試験対策は余裕を持ってすることをお勧めします。

面接では、日本語で自分のことを正確に伝えることが難しかったですね。

面接に関しては、できるだけ事前に練習をすることと、ありのままの自分で受験することが大切です。

───面接の際は、どういう風にアピールされていましたか?

ムハンマド: 自分のできることはしっかりと自身を持って主張していました。反対に、できないことがあるなら、それも正直にできないと伝えることが大切。

そうすることで、自分自身に合った企業で働くことができます。

就職活動をしていると、自分を装って企業の色に合わせる方が見受けられますが、それで内定を貰えるかもしれないけど、入社した後が辛いと思います。

なので、どこまでもありのままで。

───応募企業はどのくらいですか?

ムハンマド: 新卒の時は10社くらいですね。少ないと思いますが、大学推薦の企業も受験していました。

筆記試験は通過しなかったので、筆記試験を受けなくても良い企業を受験していました。

最終的に二社から内定を頂きました。

───内定を頂いた二社からなぜマツダを選択したのですか?

ムハンマド: 私自身、家族も広島にいるため広島県で働きたいと考えていた。

その中でやりたいことができるのが今の勤務先です。

ムハンマドさん(写真右)の就職活動について聞く興味津々な周さん。

職場では日本語力も大切だが、それよりも周りに意見を求める勇気が必要!

───入社後についてお聞きしたいです。外国人社員が日本企業で勤務すると言語で苦労するのは分かりますが、言語以外で困ったことなどありますか?

ムハンマド: 言語以外に、ですか。(笑)

それでいうと、当たり前ですが、毎日の仕事自体が非常にチャレンジングです。

給料を貰っている限りは範囲内の仕事を期限内に終わらせないといけないですし、周りの日本人社員と比べてもっと努力しないといけません。

後は、時間に厳しいところですね。研究生の頃、研究時間は決まっておらず、自由な時間に研究していました。しかし、企業に入社すると全ての時間が決められているので、最初は慣れるのに時間がかかりました。

───日本人からすると当たり前かもしれませんが、留学生にとっては価値観さえも変えないといけないですよね。全て日本語の中で、仕事内容はどうやって覚えていきましたか?学ぶとき、工夫したことはありますか?

ムハンマド: 最初の何ヶ月間は座学ばかりの研修で正直、そこまで面白くありませんでした。(笑)もちろん内容は全て日本語でしたが、十分な留学経験があるなら理解できます。

もし仕事内容で分からないところがあれば、当たり前のことですが、臆病にならず遠慮無く、聞くことが大切です。

───大手日系企業だと企業文化や雰囲気も固まっていると思いますが、会社の雰囲気はどうでしょうか?また、日本人社員と仲良くなるために工夫していることはありますか?

ムハンマド: 雰囲気は非常に良いと思います。チームとして働いており、助け合う心が根付いているので、僕の周りにいる日本人社員は優しいです。

また、人間関係を良好にするためには、ラフにコミュニケーションを取っていくことが大事だと思います。あとは、本音をぶつけることも大切です。

───なるほど。仕事の中で楽しいと感じることは何ですか?

ムハンマド: 自分のやりたいことをやれる時が一番楽しいが、それを大企業で且つ短期間で実現するのは難しいので、仕事の中で少しだけ楽しいなと思えることがあれば、その時は良い感じです。

あとは、職場の人間関係が良ければ、嫌な仕事も楽しくなります。

今はチームとして仕事をしており、且つ雰囲気も良いので、それだけで会社に行きたくなる。これは日本企業や外国人関係ないと思いますが、良好な人間関係は大切です。

───私も入社後、良い人間関係を育みたいです。日本企業では長時間労働が問題として上げられますが、仕事とプライベートはどのようにバランスを取っていますか?

ムハンマド: 私は宗教的な関係でお酒を飲めないので、仕事終わりの飲み会は参加しないです。私自身、ワークライフバランスは大切だと思いますので、少し残業することもありますが、自分の仕事が早く終われば、帰宅することはできます。帰りにくい雰囲気は感じた事も無いですね。

「日本人社員と仲良くなるための工夫」とは…。

これからも日本で、ものづくりに関する研究開発を!

───今後の社内でのキャリアプランはどんな感じですか?

ムハンマド: 今のところ入社前にやりたいと考えていたことを実現できていないので、今後もその実現のために頑張ります。

勤務先では外国人社員と日本人社員に対して平等に昇進の機会が与えられているので、昇進できるよう頑張ります。

───将来的に、海外や母国インドネシアで働きたいですか?

ムハンマド: 力を付けるため日本のモノ作りをもっと学びたいので、しばらくは日本で働きたいと思います。

───わかりました。本日はありがとうございました!

ムハンマド: こちらこそ、ありがとうございました。

左からカメラマン渡邉、周さん、ムハンマドさん、EACH社員の市丸。

取材を振り返って...

外国人社員として日本文化の根付いた日系大手企業で勤務するのは簡単なことではないと思いますが、「ありのまま」をテーマに粘り強く働かれている印象を受けました。

取材日
2017年04月19日
インタビュー
修道大学4年 周 暁荷さん(出身国:中国)
撮影
渡邉(カメラマン)

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